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【インタビュー】株式会社アドウェルの富山社長に聞く、ハドラスコーティングのメジャー化の理由とゴルフ業界でSDGsを進める理由

2024.04.12
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ゴルフ業界におけるガラスコーティング剤「ハドラス」、現在、約1,000店舗を超えるゴルフショップで展開されており、施工件数は約150万件を超え、年間10億円以上の市場を生み出している。

ガラスコーティング剤「ハドラス」はナノレベルのガラス被膜が形成され、汚れや傷からゴルフクラブを守り、ゴルフクラブやゴルフシューズなど様々なゴルフ用品に施工することができる。しかし、数年前のゴルフ業界にはゴルフクラブにガラスコーティングを施すという習慣は存在しなかった。現在では、ガラスコーティング剤「ハドラス」の施工は当たり前のような習慣となっているが、これは株式会社アドウェルの富山社長の努力の賜物といえる。ガラスコーティング剤「ハドラス」が現在のようにレギュラー商材になった経緯を、富山社長のインタビューより掘り下げていく。

▲アドウェル社を支えるメンバー。中央がお話を伺った富山社長。

富山社長は1987年にゴルフクラブメーカーに入社後約30年間メーカー3社に勤務、営業職から管理職・役員を経て、ガラスコーティング剤「ハドラス」と出会い、アドウェル社を立ち上げた。当時はゴルフ業界ではガラスコーティングを施すという発想も習慣もなかった。

なぜ、コーティングの発想・習慣もないゴルフ業界にガラスコーティング剤「ハドラス」を持ち込もうと考えたのでしょうか。

「ゴルフメーカーは多大な費用をかけゴルフクラブを開発し、またプロゴルファーとの契約など、様々なマーケティングを行いゴルフ用品の販売をしております。1本10万円もする高額なゴルフクラブをも取り扱っている中、ゴルフクラブの傷に、何かしら手立てが打てないかを考えていた時に、ガラスコーティング剤「ハドラス」が使えると考えました。」

―ハドラスにどのような魅力を見出したのでしょうか。

「ハドラスはいろいろな種類のコーティング剤を持っているところが魅力です。施工するものの素材にあわせて、コーティング剤を変えることが可能です。ちょうどその頃に皮用のコーティング剤もあると聞いていたので、ゴルフシューズにも使えると感じました。多彩なバリエーションがあり、これはいろいろと利用できると思った次第です。また、ハドラスコーティングは日本人の伝統文化であるモノを大事に使う心に合うと感じました。せっかく、高いお金を出して購入したゴルフ用品を、長く大事に使ってほしいという気持ちがゴルファーに響いたのだと思います。」

▲「ハドラス forゴルフ」のビジネスモデル構築の道は決して平坦ではなかったと語る。

ゴルフ業界を知り尽くしていたものの、ガラスコーティング剤「ハドラス」拡販の道は決して、平坦ではなかった。かつてよりゴルフショップでは他店との熾烈な値引き合戦はもちろんの事、ポイントカードや商品券での還元など、非常に過酷な販売を強いられている。しかし、富山社長が「ハドラス」を施工することで販売店に利益が生まれるようなビジネスモデルを考え出したことで急速に広まった。

「あれほど高いものを売っていて、販売店は適正な利益を得ていない現状がありました。」

よく販売店に行くと本部から、ドライバーをお勧めした際に、他のクラブもいかがですかとプラスアルファの提案をするようにと言われているそうです。

ところが、このプラスアルファというのが簡単にはできないのです。

ティー1袋プラスしての販売も難しいとのお話もありました。

しかし、ハドラスコーティングがゴルフショップで習慣化して来ると、コーティングの仕上がりをお客様が非常に満足されるため、『じゃあ、コーティングをやっておいて』とお客様の方から頼まれる、だから続いていると思います。」

メーカーに30年所属した富山社長だからこそゴルフショップの置かれる現場を知り尽くし、そこにある課題を改善できるビジネスモデルを考え出し、世の中に広めることができたのである。アドウェル社が生み出したビジネスモデルでは販売店が技術料として、お客様の為にコーティングするサービスに対して対価を得ている。もし、ハドラスを市販用アイテムとして販売していたら、ハドラス自体が価格競争に巻き込まれ、今のようなビジネスモデルは生まれなかったに違いない。

▲ドライバークラウンの施工中

日本ビジネスリサーチで331人のゴルファーを対象にアンケートを実施した意図は?

「お客様が市販用のコーティング剤でご自分のクラブに施工した際変色してしまったとか、ムラになりましたとか、お客様から相談があった、と販売店から話を聞いたのです。コーティング剤がそんなものかと思われてしまうのが残念で仕方がないし、コーティングに期待されたゴルファーの方々に申し訳ないと思いました。「ハドラス」を取り扱う販売店で正しい技術のもとで施工されることが、お客様の満足に繋がっていることを証明すべく、アンケートを実施しました。」

施工技術推奨度は販売店の店員の熟練度を指し、96%の高評価。また、ゴルフ初心者にもおすすめという点でも、95%の高評価である。これは、施工を受けたゴルファー自身も満足し、ぜひ、初心者にも施工してほしいという気持ちの表れであるという。このようにアンケートではガラスコーティング剤「ハドラス」を様々な角度から見たゴルファーの評価があり、ガラスコーティング「ハドラス」への信頼度の厚さの証明となった。

実施委託先:日本ビジネスリサーチ/調査期間:2024年2月9日~2月10日
調査方法:サービス情報を閲覧した上でのWEB上印象調査
調査対象:ゴルフ用品コーティングに興味がありゴルフ用品コーティング経験のあるゴルフ経験者 331名

出典:https://adweal.com/

―SDGsに貢献する環境保全プログラム「ハドラス for グリーン」

ガラスコーティング剤「ハドラス」は一つのモノを長く使うという意味で、SDGsに貢献できる製品だと言えるが、さらにアドウェル社はガラスコーティング剤「ハドラス」を活用したSDGsに貢献する環境保全プログラム「ハドラス for グリーン」を行っている。同プログラムはガラスコーティング剤「ハドラス」施工1件につき、販売店が20㎡の CO2クレジットをフォレストストック協会より購入、協会が認定保有する森林の保全活動を支援する仕組みとなっている。ゴルファーの「ハドラス」施工1件1件が環境保全に貢献していることになり、ゴルファーと販売店の共同参加型プログラムの役割を担っている。

出典:https://adweal.com/sdgs/

―SDGsにつながる「ハドラス for グリーン」を始めた理由教えてください。

「日本国内には約2200箇所のゴルフ場があります。このゴルフ場の総面積はほぼ神奈川県と同じ面積だそうです。神奈川県サイズの場所に本来木が生え茂っていたところを、伐採して芝生にしたり、池を作ったり、クラブハウスにしたり、駐車場を作ったり・・・。極論しますとゴルファーは神奈川県サイズの面積の木を伐採した場所でゴルフをプレイしているようなものです。

地球温暖化対策=CO2削減策が日々報道されている中、ゴルフはこれだけの広大な面積を伐採して、 CO2の削減に悪影響しているのであれば、そこに逆に貢献する環境プログラムをやりましょうというのが「ハドラス for グリーン」のスタートでした。」

―「ハドラス for グリーン」をスタートして、株式会社二木ゴルフがいち早く賛同した。

「二木ゴルフ様ではここ2年前に『ハドラス for グリーン』プログラムに参加されて、現在までに東京ドーム約25個分の面積の CO2削減に貢献しています。従来ゴルフ販売店での環境保全策は、 再生資源の買い物袋にしたり、簡易包装にしたりなどされておりましたが効果がなかなか見えにくい、しかし「ハドラスforグリーン」プログラムはCO2削減の数値可視化出来るため、そこもプログラム参加に至った大きな点かと思われます。

さらに、二木ゴルフ様では、今年の新入社員の応募者数が格段に増えたそうです。若い人ほどSDGs や地球温暖化について真剣に考えていて、これから自分が就職する会社だからこそSDGsにしっかり取り組んでいる会社かどうかが大きな選択肢の要素になっているとのことです。」

SDGsが社会的に広まっている中、アドウェル社のように単なる営業活動に留まらず、販売先と一緒にSDGsに取り組む企業もある。ぜひ、この機会にゴルフ業界でSDGsに取り組むアドウェル社の活動に注目してみてはいかがだろうか。

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